2008年4月8日火曜日

ソ連製の腕時計

この時計はアパレルの仕事をしている頃、香港の取引先の方からいただいたものである。ソ連が崩壊したのが1991年12月31日。保証書のようなものに記載されている日付は1990年であるから、もう20年近く使っていることになる。スイス製をコピーした粗悪なものに違いないし、すぐ壊れると思っていたが、ゼンマイが巻けなくなるまでそれほどの時間はかからなかった。何年かはそのままにしていた。

また使おうかと何軒かの時計屋に修理の相談しても「部品がない」とか「ソ連製は扱えない」とか適当な理由で断られる中、地元の明石に直してくれる時計店を見つけて、難なく蘇った。その後もこの店で同様な修理をしていただいたが、早くて安価に修理をしていただけるのはありがたい。

ソ連が崩壊したあと、この手の時計が高値で売買された時期があったが、ブームが去ったあと神戸の高架下で見つけて二つ買った。今、手元にはソ連製の時計が三つある。リューズはぐらぐらして、いつ壊れるかわからないが、今どきの製品にはない雑で素朴な作りでも、時計としての本分は忘れずに正確な時を刻むのだから棄てたものではない。